まとめ連合

旅行中の車中で起こった幼馴染とのHな出来事がヤバかった…

1:


女「じゃあさ、初恋の思い出とか語ってよ」 

男「うざっ」

女「えー、いいじゃん。ヒマだし」

男「俺の心の傷を抉って、お前は何を得るの?」

女「だってもうサービス・エリア止まんないでしょ?私が眠らないように喋っててよ」

男「運転してるの俺なんだけど・・・勝手に眠ればいいじゃん」

女「私が眠ったら、話し相手がいなくなって男が居眠り運転するかもしんないでしょ」

男「なんだよその理屈」

女「いいから話しなさい」

男「えー」

女「少しは緊張ほぐれるかもしんないでしょ?」

男「はー・・・まあいいや。俺ってあんまり友達いなかったんだけどさ」

女「知ってる」

男「おい・・・必要以上に俺を攻撃しないでくれ。話す気なくす」

女「あはは、ゴメンゴメン」

男「はぁ・・・でさ、俺が母子家庭なのは前話してたよな」

女「うん」

2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 02:36:04.12 ID:kpJL2LZZ0

おとうさんとおかあさんは、僕が小学校に上がる前にりこんした。

だから僕は、おとうさんの顔をよく覚えていない。

おかあさんは、僕のために朝早くから、夜遅くまで働いた。

だから僕は、おかあさんの料理の味をあまり覚えていない。

僕にはきょうだいは居なかった。

僕の家は、小学校から5分程度の海のにおいのする団地の一室だった。

僕は家の鍵を首から下げて、毎日小学校に行った。

家事は、だいたい出来るようになったけど、友達はできなかった。

たぶん僕は、なんか違う。

他のみんなと何かが違う。

話が合わない。

放課後、遊ばない。

だからみんなの中に入っていけないのは当然だった。

みんなが僕のことを無視するのもしょうがなかった。


1:


3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 02:36:40.09 ID:kpJL2LZZ0

小学一年生の一学期、お楽しみ会の時間だったと思う。

みんなで“一年生になったら”をうたった。

端っこにいた僕の手を、となりの女の子がつかんで元気いっぱい歌っていた。

僕は初めて友達と手をつないだと思った。

おかあさんと最後に手をつないだのもよく覚えていない僕は、そのあたたかさを心地いいと感じた。

2年生になって、僕が本格的にクラスで浮き始めたころ、その女の子と隣の席になった。

女の子は露骨に嫌な顔をした。

僕は少し安心した。

よかった。

また、いつも通り、僕は、僕だけだ。

その子にも悪いから、僕は出来るだけ話しかけないようにした。

おかげで僕は、割と簡単に人間関係というものをあきらめることができた。

それから僕はたくさん本を読んで、たくさん勉強することにした。


1:


4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 02:37:16.35 ID:kpJL2LZZ0

3年生になって、クラス替えがあった。

僕は誰よりも早く九九を覚えていたし、漢字の試験はいつも満点だったと思う。

僕は先生に頼まれてクラス委員になった。

クラス委員と言うのは、リーダーの素質のある子供がやるのではない。

勉強だけができる、友達の少ない、ひまな子が押し付けられるものだ。

僕は、みんなが友達と遊ぶのが忙しいということを知っていた。

だから僕は変に揉めるのは時間の無駄だと思って引き受けた。

クラスのみんなは、感情のない拍手を僕に送ってくれた。

家が近い僕は、誰よりも早く教室に来て、メダカにエサをやる。

黒板をきれいにして、日直の名前を書く。

教室にゴミが落ちていたら、拾ってごみ箱に捨てる。

たぶんいくつかは、僕の仕事じゃなかったと思うけど、別に僕はどうでもよかった。

みんなは僕にやってほしいと思っていたし、僕もそれくらいやってもいいと思っていたし。

ただ先生が、分からないことがあったら僕に聞けと言ったせいで、勉強ができない子に教えることになったのはちょっと面倒だった。

となりの席の子はスポーツができるけど、勉強はできないみたいで、僕の時間はその子にずいぶんと取られた。


1:


5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 02:37:51.12 ID:kpJL2LZZ0

少女「ねえ、漢字ってこんなに覚えなきゃいけないの?」

僕「そうだよ」

少女「2年生の時はもっとずっと少なかったのに!」

僕「・・・」

少女「どうやって覚えたらいいかな?」

僕「いらない紙の裏とかに何回も書けばいいんじゃない?」

少女「ええー・・めんどくさい」

僕「がんばるしかないよ」

少女「わたしずっとイス座ってるのきらいなんだよ」


1:


僕「それでもがまんしてやらないと」

少女「ねえ、宿題とかさ、一緒にやろうよ」

僕「・・・」

僕(そっか・・この子、1・2年生の時僕と違うクラスだったから知らないんだな・・)

僕「・・・とりあえず自分でやってみたら?」

少女「ええー?!」

僕(時間が経てば、この子も気づいて、僕の事無視してくれるよね)

6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 02:38:34.30 ID:kpJL2LZZ0

少女「・・・やっぱりダメ!イスに座ってらんない!」

僕「え?何の話?」

少女「宿題!」

僕「・・・」

少女「今日も宿題出たら一緒にやって!」

僕「えー・・・」

少女「いーじゃん!勉強できるんだから!」

僕「はぁ・・・じゃあ図書館でやる?(教室で僕といっしょに勉強してるの他の子に見られたらこの子が可哀想だな)」

少女「わたし図書館って喋っちゃいけないから嫌い。だからうちでやろうよ」

僕「・・・え?」

少女「あ、僕の家のがいい?」

僕「あ・・えっと・・うちはダメ」

少女「そーなんだ。じゃあうちでいいよね」

僕「・・・」

少女「じゃあ今日はいっしょに帰ろう!あ、クラス委員のしごと終わるまで待ってるね!」


1:


7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 02:39:27.79 ID:kpJL2LZZ0

僕「お・・・おじゃまします」

少女「ただいまー!」

少女母「おかえりー、アラお友達?」

少女「うん!宿題教えてもらうの!」

僕「あ・・えっと・・すいません」

少女母「あら、そうなの?ありがとね!お名前は?」

僕「・・・僕です」

少女母「あ、僕くんってクラス委員の子ね?うちの子が話してくれるから知ってるよ。いつもこの子のお勉強見てくれてありがとうね」

僕「あ・・いえ」

少女「おかーさん!もうそういうのいいから!」

少女母「ハイハイ。じゃあおやつ作ってあげるからお勉強見てもらいなさい。僕くん、よろしくね」

僕「は・・はい」

***

僕「・・・えっと、計算は何回も繰り返した方がいいよ。忘れちゃうから」

少女「むり!わかないもん」

僕「何時間もやらないでいいから、毎日ちょっとだけ・・5分でいいから毎日やるの」


1:


少女「うーん・・5分なら」

少女母「おやつ持ってきたよー」

8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 02:40:07.48 ID:kpJL2LZZ0

僕「あ・・・すいません」

少女母「僕くんのおうちに電話しておこうかな?おやつ出しましたよーって」

僕「あ・・えっと、大丈夫です。僕の家今誰も居ないし。それにいつもおやつって食べてないから」

少女母「アラそうなの?僕くんちょっとやせてるから、おやつも食べた方がいいかもよ」

僕「あ、はい・・ありがとうございます」

少女「いただきまーす」

少女母「こら、宿題終わったんなら手を洗ってから食べなさい。手のひらに鉛筆の色ついてるよ」

少女「はーい」

僕「あ、僕も水道かります」

少女母「うん」

***

僕「・・・」もぐもぐ

少女「おいしい?」もぐもぐ

僕「うん」

少女母「よかった!この子ドーナツ好きだからよく作るの」


1:


僕(・・・ドーナツってつくれるんだ)

少女「?」

9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 02:40:51.11 ID:kpJL2LZZ0

少女「ねえ、この後遊ぼうよ」

僕「え・・えっと・・何して?」

少女「いつも何してるの?」

僕「・・・」

少女「?」

僕(・・・帰ったら宿題と勉強をする。スーパーで買い物をして夕ご飯を作る。食器洗っておふろ沸かして、おふろ出たら少しテレビ見て、本を読んで、8時になったら寝る)

僕「・・・本読んだり」

少女「えー外で遊ぼうよ!」

僕「・・・何して?」

少女「木に登ったりとか!」

少女母「ママ病院行ってくるから、遊びに行くついでにリリーの散歩お願いしてもいい?」

少女「はーい。いこっ!」

僕「う、うん」

10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/07/20(月) 02:41:58.95 ID:kpJL2LZZ0

リリー「わんっ」

僕「うわっ!」



1:


少女「あはは!大丈夫だよ!リリーって知らない人の事も大好きだから」

リリー「わんっわんっ」

僕「う・・うん」

***

僕「リリーって女の子?」

少女「うん、そうだよ!私よりとしうえなの!」

僕「そうなんだ」

少女「かわいいでしょ?」

僕「・・・うん」

少女「リリーはいい子だよ?」

僕「・・そうだね」

リリー「ヘッヘッヘ・・・」

少女「今日はありがとね!また勉強教えてね!」

僕「・・・うん」

リリー「オンッ」

僕「わっ!」

少女「あははっ!じゃあまた明日ね!」

僕「・・うん。また明日」

・・・

ガチャッ

僕「・・・あ・・買い物・・まあいっか。あるものでいいや」


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コメント

  1. 名無しさん810172

    甘ずっぺ~、思わず全部保存してしまった

  2. 名無しさん810698

    ええ話やなあ。欲を言えばやっぱり再会の場面は欲しかったな。どういう偶然あるいは必然が二人を会わせたのか。

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