まとめ連合

ドウ貞装ってバイト先の先輩喰ったったwwwwww

そんなわけで、俺は先輩に頭をぽんぽんと叩かれても、カラオケで隣にいても、狙う、とか意識するとか、そういう感じにはならない。





ちょっといいかな…くらいには普段から思ってはいたが、あのマッチョな彼の事を思い出すと、自分とは違うタイプだし、なんだか嫌な気持ちになったので敢えて止めておいた。



だから、俺は彼女のスキンシップに対して、少しドキドキし、そして少しムッとした。





(なんだよ…)





心の中で少し反発する。





そのうち、誰も予約を入れなくなった。



そろそろ、という空気になり、結局カラオケは1時間程でお開きになった。



「さ、帰ろ帰ろ。」



促されて店の外に出る。





俺は先輩と一緒に学生向けのアパートが広がる駅の反対側へ歩いて向かう。



他にも数人が同行する。



皆酩酊していて、ほとんど会話は無かった。



「じゃあね..」



「じゃ…」





1人、また1人と別れていく。



そして最後に残ったのは俺と先輩。

位置的には、俺の家の方が近かった。





さすがに、その時点で0時近い事を考えると、彼女を1人にするわけにはいかず、家まで送っていく事になる。





「ありがと…」





その旨を告げると、先輩が短く礼を言った。





俺は彼女の言葉に、敢えてぶっきらぼうに答えた。



「いえ…」





ただ、内心は、深夜に酔っ払った女性と2人きりの状況に少し戸惑っていた。



さっきのカラオケでのスキンシップも微妙に作用した。





(なんか…)



(妙な…)





少しだけ、彼女の後ろを歩いた。



ちらっちらっと様子を伺う。



そして、緊張感が高まって、耐え切れなくなり..



「あのー…」



と話しかけた。





「何..?」





先輩が振り向いた。

相変わらずの酔った顔。





「あ…あっ…..いえ….なんでも…」



「ないです…」





俺は頷いて、どもった。





「ふふふ…おかしー。」



「もしかして….」



「緊張、してる?」





先輩はそう言い、足を止めた。


そして、こちらを向いてこう言った。





「聞きたかったんだけどーー..」



「いい..?」



ニヤニヤとこちらを見る。



「坂倉君の…..こと..」





ドキっとした。



緊張が高まる。



「ど…ど…な..な…なんスカ?」





しどろもどろでビビる俺。





先輩が言った。





「聞いていい?」



「ねえ…..」



「坂倉君ってさ…..彼女いないでしょ?」





(!!)





何と、答えて良いか分からずしばらく考える。





(……)





当時、俺には彼女はいなかった。



だから、正直に言うといない、と答えるべきだったが、唐突に「いない」と決めつけられるとそうは答えたくない。





「い….いや……….」



「ぁ……」



「います..けど?…..一応…」







言葉に詰まりながら、そう嘘をついた。



「えーーーっ…嘘」





先輩が驚きの表情と反応を見せた。



「いないって…思ってた。」



「…ふーん..」



「…….」





「じゃあさ….」





少し経ってから、彼女がイタズラっぽい顔をして言う。





「その、彼女とは…したの…?」





神妙な顔をして、少し控えめに言った。





「へ…..?」



「何を…?」





頭の中が混乱した。



嘘で彼女がいると言い、そしてその彼女とする事って……何…?



考えて、焦った。





先輩が補足した。





「何をって….エッチな事。」



それは先輩も少し恥ずかしそうに言った。



そして、俺の反応を待つ。



その表情は未知のモノに興味津々と言った感じ。



俺の顔と目を見て、口を開くタイミングを伺っていた。





「え…」



「エッチは…..しましたケド…そりゃ…」



「経験は…………….あります」





この時、俺は1/3だけ真実を言った。





彼女がいるという事は嘘。



そしてその彼女とエッチしたという事も嘘。





だが、経験は……..あった。



実は高校1年生の時。





当時、奇跡的に向こうから告白してきて付き合い始めた彼女と、した。



付き合い始めてから1カ月くらい。

彼女の部屋でだった。





だが、後にも先にもそれっきり。



童貞じゃない、という認識はあったが、当時の事は3年の間に記憶が薄れ、ほぼ覚えていない。



した、という事実だけは記憶しているが、半ば幻想みたいなものになりつつあった。





だから、気分的には3つとも嘘。



少し気が引けたが、男プライドを保つためには仕方がない、と自分自身に言い聞かせた。





「えーーっ…..」



「ショック….」





先輩はそれを聞いて、本当にショックだったようだ。



手に口を当て、呆然として俺を見る。



「そんなに….」



「俺って…イケてないですかね..」





少し悲しくなり、そう聞いた。



先輩がそれに反応した。



「ち…違うの…..」



「なんか…..そう….うーん..」





少し焦った様子。

だが、途中からは顎に手を当てて考えている。



「そう….なんかーーー..」



「坂倉君てさ….なんか、少年みたいで..」



「そういう…エッチとかとは…」



「なんか、合わない、っていうか..」





俺は先輩の言葉を聞き、理解しようと試みた。



(俺って….)



(どうなんだろ…)





少し、落ち込む。



だが、また少し腹が立った。





だから、精一杯の反論をする。



「せ…先輩だって……」



「前に店に来た彼氏と….」





彼女がハッとした感じで反応を見せた。



「してるんでしょ….?」



「Sex….」



そこまで言うと、先輩が俯いた。



そして呟く。



「う……..うん….まあ..」



「付き合ってる..からね…」





俺は続けた。



「じゃあーーー..」



「何で…俺だけ?」





確かにそう思った。

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