まとめ連合

「前に息子のアソコの皮を無理矢理に引っ張って剥いたんだってね」息子の同級生に弱みを握られた母親





「ちょっと待って。そんなこと、おばさん許さないわよ?」



 私はちょっと威圧するように鹿島君を諌めました。でも、鹿島君にはまったくその脅しは通用しませんでした。



「どう許さないの?おばさんがそんなことを言ったって、虐めってやつは周りの奴らに広まるもんなんだ。俺を抑えたって虐めはなくならないよ?」



「・・・・」



 確かにその通りです。いくら私が祐次を守ろうとしても、学校内でのことまで手が回るわけがありません。それに、祐次は小学校時代から虐められ気質を持った子でした。



「それでさ、おばさん。提案があるんだけど」



「提案?」



 私が聞き返すと鹿島君は意地の悪そうな笑いをして、私に近づいてきました。



「そう。もしおばさんが、俺の言う事をなんでも聞いてくれたら、祐次には一切関わらない」



「なにそれ?ふざけているの?・・・そんな提案呑めるわけないじゃない。馬鹿にしないでよ!子供のくせに!」



 私は激怒しました。もともと私は気が強く、気に入らないことにはとことん言う方なのです。そんな私の様子を見た鹿島君は少し驚いたような顔をしたものの、余裕を取り戻したように口元に笑みを浮かべました。



「それじゃあ、こう言った方がいいかな。おばさんさぁ、前に祐次のおちんちんの皮を無理矢理に引っ張って剥いたんだってね」



 私は衝撃で身が固まりました。何故、そのことを知っているのでしょう。



確かに私は鹿島君の言うとおりのことをしましたが、包茎だった祐次のおちんちんが、完全に剥けるようにとの思いからでした。



欲望ではなく親心といったものでしょうか。でも結局は痛がらせただけになってしまい。後ろめたい気持ちになった出来事です。



「あいつ、痛かったって友達に話したらしいぜ。祐次のやつ純真だよな。なにを話してはいけないかまるで分かってないんだから」



 クスクスと笑う鹿島君に私も同感だと感じました。祐次は性や世間にたいして幼すぎるところがあるのです。



「それでさ、このこと広めて、クラスの皆やクラスの親が知ったらどう思うかなぁ。・・・その内に町内会でも噂になったりしてな。噂って尾ひれがつくものだから、近×××親子ってことになるんじゃないの?どう?」



「どうって。・・・」



 私が二の句を告げないでいると、鹿島君は靴を抜いで家にあがってきました。背の高さは私と同じくらいで目と目がちょうど合いました。



「ちょっと。・・・勝手に上がらないでよ」



 私が押しとどめようとすると、鹿島君は私の両肩に手を置いてグイグイとキッチンの方に押していきました。同じくらいの体型でも、男の力には女はかなわないのです。私はそのことに気づくと血の気が引く思いでした。



「おばさんさぁ。どちらがお互いの為にいいのか。すぐに分かることじゃん」



「ふざけないで。・・・」



「じゃあ、祐次の虐めと近×××の噂を学校中にばら撒いてもいいわけだ」



「それは。・・・」



「虐めや噂が広まったら、祐次のやつ学校に行けなくなるだろうなぁ。・・・それはそれで楽しいんだけど、条件次第ではしないでもよくなるんだけどなぁ~」



 鹿島君は私の押しとどめようとする手をすり抜けて、キッチンのある部屋のドアを開けて中に入ってしまいました。

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