まとめ連合

後輩「オトコってなんですか?」後輩のために”オトコ”を教えることになった俺・・・。←こんなのあの方法しかないよなwww

19:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/04(火) 23:54:05 ID:z4d5X1yI

男「ははは……きっと壊れちゃったんだな」

男(ショップに行って見てもらおう。うん、そうしよう)
 

  「手をあげろ」


男「え?」


男(思考に没頭していたら、いつの間にか黒服の女性たちに囲まれていた)


男「え? え? な、ななななんですかこの状況!?」

黒服「騒ぐな、悪いようにはしない」

男「いやいやいや、ボクは基本的に生まれてこの方悪いことはしてませんよっ!?」

黒服「黙れ」


男(意味がわからないどころか、命まで狙われてるのかオレ!?)

20:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/04(火) 23:56:46 ID:z4d5X1yI

   「ちょ、ちょっとあなたたち! なにをしているの!?」


黒服「はっ! お嬢様の言いつけ通り、この者を確保しました!」

男「か、確保!?」

   「私はそこまでしろなんて言っていません。ただ呼び止めてと言ったのです」

黒服「申し訳ありませんっ!」

   「この人にも謝って!」

黒服「……この度の無礼、申し訳ございませんでした」

男「はあ……」


男(黒服五人組が、いっせいに頭を下げた。そろいすぎだろ)


   「ごめんね。この人たちも悪気があったわけじゃないの、許して」

男「……誰かと思ったら、お嬢じゃん」

21:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:01:01 ID:7GksQOC.

お嬢「今ごろ気づいたの?」

男「だって、いきなりコワイお姉さんたちに囲まれちゃったからさ」

お嬢「本当にごめんね。大丈夫?」

男「うん、特になにかされたわけじゃないしな」


男(金髪色白の『お嬢』。彼女はあだ名のとおり、金持ちのお嬢様)


男「それにしても、この人たちはいったいなんなの?」

黒服「……」

お嬢「この人たちは、私の護衛。でも気にしないでいいからね」

男「これを気にしないっていうのはちょっと……」

お嬢「そんなことより、この近くの公園で涼まない? 日差しが痛いの」

男「……じゃあ、とりあえず行こっか」

22:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:11:15 ID:7GksQOC.




お嬢「ふぅ。今日は湿気もそんなにないから、日陰だと涼しくていいね」

男「……うん」

お嬢「どうしたの? 表情がひきつってるよ?」

男「いや、目の前の黒服の人たちがきになっちゃって」

お嬢「だから、気にしなくていいの」

男「無理だろ。目の前に並んでんだぞ」

お嬢「私はあなたの髪型の方が気になる。どうしちゃったのそれ?」

男「なあ……みんなそう言うけど、なにがおかしいんだよ?」

お嬢「すごく短くなっちゃったなって思って」

男「前からこんなもんだよ」

お嬢「嘘よ」

男「本当だよ」

23:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:12:38 ID:7GksQOC.

お嬢「また適当なことばかり……!」

男「なにも適当なことを言ってないよ」

お嬢「嘘よっ。いつもそう、私のことなんてどうでもいいんでしょ?」

男「え?」


男(気づいたら、お嬢は涙をこらえてオレを睨んでいた)


黒服「お前……! よくもお嬢様を……」

お嬢「あなたたちも黙っていなさいっ!」

黒服「も、申し訳ありません」

お嬢「……私のこと嫌い?」

男「そ、そんなことないよ?」


男(そもそもオレとお嬢って、そこまで深い関係じゃないし)

24:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:21:47 ID:7GksQOC.

お嬢「その言葉は本当? 嘘じゃない?」

男「お、おうっ!」

お嬢「本当の本当?」

男「本当の本当の本当っ」

お嬢「……そう、じゃあこういうことをしても怒らないよね?」

男「……っっっ!?」


男(不意にお嬢に腕を絡まれる)

男(からだが密着する)

男(甘いフルーティーな香りはお嬢の髪からかしてるのか?)

男(そして、薄い衣服越しに伝わる柔らかい感触は……!)

25:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:26:42 ID:7GksQOC.

男「お、お、お、お、おおおおおおおお……!」

お嬢「あなたは私にだけあの秘密を教えてくれたでしょ?」

男「ひ、ひひ秘密!?」

お嬢「そう、私とあなただけの秘密」


男(絡む腕の力が強くなる。よりダイレクトになる感触)

男(からだに響いてくる鼓動はオレの? それとも、お嬢のか?)

男(やばいやばいやばいっ! これはダメだ!)

男(脳みそがババロアみたいになっちまう!)


男「お、お嬢!」

お嬢「……なに?」

男「腕をはなして、頼むから」

26:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:32:05 ID:7GksQOC.

お嬢「どうして?」

男「えー……熱いからかな?」

お嬢「……ごめんなさい。こんな日にすることじゃないよね」


男(っあぶねえ! マジでとろけるかと思った!)


男「ごめん! ちょっと用事思い出したからもう行くわっ!」

お嬢「まだいいでしょ? ……ダメ?」

男「ダメだダメだダメだ!」

黒服「お前っ! お嬢様の頼みをそんなぞんざいに……」

お嬢「やめて」

黒服「はっ!」

男「本当にごめんっ。この埋め合わせは絶対にするから!」


男(オレはお嬢のもとを全力疾走で去った)

27:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:35:36 ID:7GksQOC.




男「はぁはぁ……ここまで全力で走る意味はなかったな」

男「くそっ……あっつい!」


男(いったい今の展開はなんだ。オレって実はモテモテだったのかな)

男(……)

男(いや、そんなわけないわ。ていうか二か月前にフラレたじゃねえかよ!)

男(じゃあ今のは、なんだって話になるけど……)


  「先輩?」


男「あっ……」

28:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:39:48 ID:7GksQOC.

男(汗だくで喘いでいるオレの前に現れたのは、後輩の『レミちゃん』だった)


後輩「汗だくですけど、大丈夫ですか?」

男「あ、いや、大丈夫。ちょっと朝のマラソンをしてただけなんだ」

後輩「はあ……マラソンですか」

男「そうそう。こう見えてもオレ、中学時代は駅伝の選手だったんだぜ」

後輩「そうなんですか? すごいです!」


男(気が動転して、しょうもない嘘をついてしまった)

男(ていうか、お嬢には聞けなかったことを今のうちに聞けることを聞いておこう)

31:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:51:00 ID:7GksQOC.

男「ところで、今日って何日だっけ?」

後輩「――日です」

男「……ついでにもうひとつ。今ってもしかして八月?」

後輩「はい。八月で夏休みですね」

男「それってマジで言ってるよね?」

後輩「……はい。私、なにか間違えてますか?」


男(まさか本当に今は八月なのか?)


男「そのさ、オレの勘違いかもしれないけど、今って実は九月だったりしない?」

後輩「たぶん、九月ではないと思います」

男「……」

32:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:57:00 ID:7GksQOC.

男(ヤバイ。頭がクラクラしてきた)


後輩「だ、大丈夫ですか?」

男「な、なんとかね」

後輩「もしかして熱射病ですか? だったら水分を取ったほうが……」

男「いや、そういうことじゃないんだわ。ちょっと動揺しただけだから」

後輩「……本当ですか?」

男「本当だって」

後輩「それだったらいいんですけど」

男「それに、オレは男の中の男だぜ。熱射病なんてならないよ」

後輩「……」

男「どうした?」

33:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 00:59:45 ID:7GksQOC.

男「なんかオレ、変なこと言ったかな?」

後輩「変なこと……というか、よくわからないというか……」

男「ん?」

後輩「オトコってなんですか?」

男「は?」


男(そして、冒頭の会話に戻るわけである)

男(今のところ、オレは全く状況がつかめていない)

42:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 22:48:33 ID:zdEeNj.A




男(オレは変な夢でも見てるのか?)


後輩「顔色があまりよくありませんけど、大丈夫ですか?」

男「そういや起きてから、一度も水分をとってないや。なんか飲むか……ん?」

後輩「どうしました?」

男「あ、あれ? サイフがない。どこやったんだろ?」

後輩「貸しましょうか?」

男「でも後輩にお金を借りるのは……」

後輩「遠慮しないでください。それに、倒れられても困っちゃいますから」

男「じゃあお言葉に甘えて」

後輩「はい」

43:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 22:51:06 ID:zdEeNj.A




男「ありがと。あとでお金は返すね」

後輩「缶ジュース一本ぐらい、気にしないでくださいよ」

男「ダメダメ。男として情けない」

後輩「オトコとして、ですか……」

男「ぷはっ……やっぱり夏場に飲むポカリはうまいね」

後輩「……」

男「ん? どうした?」

後輩「い、いえ。なんにもです」

男「もしかして喉かわいた?」

後輩「ちょっとだけ。今日は特に暑いですからね」

男「飲む?」

後輩「……いいんですか?」

44:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 22:52:44 ID:zdEeNj.A

男「いいもなにも、レミちゃんが買ってくれたんだし」

後輩「えっと、じゃあすみません。いただきます……」

男「はい、どうぞ」

後輩「……」

男「どうしたの? もしかして口の部分になんかついてる?」

後輩「い、いえ! なんにもです、いただきますっ」


男(夢であってくれと思ったけど、この夏場に飲むポカリのうまさ)

男(どう考えても、夢じゃないよな)


後輩「んっ……あ、あの」

男「ああ、飲み終わったんだ」

後輩「はい、ありがとうございます」

45:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 22:54:10 ID:zdEeNj.A

男(オレの知ってる人間が、おかしくなってるけど)

男(少なくとも、この子はそんなことはないのかな?)


後輩「……私の顔になにかついてますか?」

男「ごめんごめん、ちょっと考え事してて」

後輩「考え事って、オトコってものについてですか?」

男「まあ、そんなところかな」

後輩「結局、オトコってなんなんですか?」

男「説明しろって言われると難しいんだけど……」


男(一番手っ取り早いのは、パンツをおろすことなんだよなあ)

46:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 22:56:41 ID:zdEeNj.A

男『これが『男』だああああっ!』

後輩『きゃああああっ! 変態! さいてー! なんてものを見せつけるんですか!』


男(いや、でも本当に男がなにかわからなかったら……)


男『これが『男』だあああああっ!』

後輩『なんですか、そのソーセージは』

男『これが男の証なのさ』

後輩『え? これって本当についてるんですか?』

男『ほれほれ、触ってみ!』

後輩『失礼します……わっ、動いた!』

男『ハハハハこれが男だ』

後輩『なんか大きくなってる! いやああっ! 股間にエイリアン飼ってるうう!』

男『ハハハハハハ』

47:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 22:58:55 ID:zdEeNj.A

男(うん。間違いなくダメだ)


後輩「……先輩?」

男「どう説明しようか考えてたんだけど……」

後輩「ウィキペディアとかには載ってないんですか?」

男「そうか! それだよ、なんで思いつかなかったんだろ」


男(オレはスマホで男と検索することにした)


男「……って、『男』って漢字が出てこないな」

男(まあひらがなで検索すればいいか。検索検索っと)


後輩「先輩?」

男「ごめん、ちょっと待って」

48:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/03/05(水) 23:01:43 ID:zdEeNj.A

男「ない」

後輩「なにがないんですか?」

男「男って検索しても出てこないんだ……」

後輩「……」

男「そ、そうだ。女って検索すれば…………」


男(指がふるえた。女という漢字が出てこない。ひらがなで検索する)


男「…………」

後輩「…………」

男「は、ははは……どういうことだよ、これ」


男(男、そして女。こんな普通の単語が検索に引っかからないわけがない)

男(じゃあなぜ出てこない?)

男(これはどういうことだ?)

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